自然治癒できるケースと出来ないケース

椎間板ヘルニアは全てのケースで自然治癒できるとは限りません。 椎間板ヘルニアには「椎間板ヘルニアはレントゲンだけで判断出来ない」のページでも記載しましたとおり、 3つの程度に別けられます。

①椎間板膨隆・・・ 繊維輪に亀裂はないが椎間板が後方に膨れている
②椎間板突出・・・繊維輪に亀裂が生じて髄核が後方へ移動している
③椎間板脱出・・・髄核が繊維輪を破って後縦靭帯まで達している

③の様に後縦靭帯まで達している様なものであれば、マクロファージにより吸収されやすく、自然治癒しやすいです。 逆に①、②のタイプは吸収されにくいとされています。

 

原因不明の腰痛

上記の①、②の場合、全く腰痛が無いケースも多々あります。健常者の79%にも椎間板膨隆、椎間板突出の症状が見られるからです。 ですので、椎間板ヘルニアを切る手術を受けたとしても、実は原因は他にあり、改善しなかったということもあります。

また、椎間板が後方に少し膨れている程度であれば、医者からも原因不明と診断される場合があります。 この場合、椎間板ヘルニアが直接の原因では無く、筋肉の過緊張や 梨状筋症候群などが原因となっている事が推測されます。

椎間板ヘルニア以外の原因になると、診断できる医師は少ないです。 整形外科では対処できず、カイロプラクティックや整体、鍼灸による代替治療により改善する可能性があります。

 

 

椎間板脱出型のヘルニア

③の様にあからさまに神経を圧迫しているようなものであれば、椎間板ヘルニアが直接の原因となっていると、ほぼ判断しても良いでしょう。

この場合、自然治癒によって治る可能性が高いです。白血球のひとつマクロファージ(大食細胞)が飛び出した椎間板を異物とみなして除去するからです。

2~3ヶ月の保存療法で治ると言われている理由はこのマクロファージのお陰なのであり、ヘルニアは自然治癒してしまうのです。自然治癒を早めるにはこのマクロファージの働きにかかっています。

ですので、③の様な髄核が繊維輪を破って後縦靭帯まで達している椎間板脱出の状態であるのなら、下手なストレッチや体操、整体やカイロプラクティック などの矯正は無意味です。かえって痛める可能性があります。

鎮痛剤を飲んだり福辻式ストレッチの様なツボ押しで痛みを抑えつつ安静にして自然治癒を待つのが一番です。

但し、椎間板ヘルニアが重症で歩行困難であったり、馬尾神経の麻痺症状で排尿障害や足の親指が痺れるなどの症状が見られる場合は、早急な手術が必要です。

 

福辻式を実践してみてけっこう良かった件